高幡不動尊の豆まき(東京日野市)

今回は東京都日野市にある高幡不動尊金剛寺に行ってきました。2月3日の節分に豆まきのイベントがあったのでその状況をご紹介したいと思います。豆まきは毎年実施されていたのですが、2021年と22年はコロナの影響で豆まきは中止されているので、3年ぶりの開催となりました。高幡不動尊の豆まきイベントでは有名人が参加することでも知られています。また、お隣りの多摩市にあるサンリオピューロランドからいつもハローキティちゃんが来てくれますので、子供連れの家族もこの日を楽しみにしていたようです。

高幡不動尊は関東三大不動に数えられ、1100年前の平安時代初期に慈覚大師円仁が、清和天皇の勅願によって当地を東関鎮護の霊場と定めて山中に不動堂を建立して不動明王をご安置したのに始まり、時を経て昭和50年代以降に五重塔、大日堂、宝輪閣、奥殿、大師堂、聖天堂等の工事が相継ぎ往時を凌ぐ程の寺観を呈するようになったとのことです。(高幡不動尊のホームページによる

高幡不動尊の場所は、鉄道では京王線の高幡不動駅から歩いて数分、そして多摩モノレールの高幡不動駅から5分程度で着きます。駐車場もありますが、今回は豆まきということでイベント時には公共交通機関を利用したほうが無難です。入口の仁王門を入ると真正面に不動堂があります。そして右側にあざやかな朱色で塗られた宝輪閣(お札所)の建物が目に入ります。実はこの2階から節分の豆まきが行われます。

仁王門
不動堂
宝輪閣(この2階から豆をまく)

節分の豆まき

今年の豆まきは10時、11時、13時、15時、16時と、1日に5回実施されました。13時の回に合わせて30分前には着いたのですが、もう既にたくさんの参拝客が宝輪閣の前で待っている状態でした。今回の豆まきは先ほども言いましたが、今年も芸能人が来てくれています。元宝塚の遼河はるひさん、歌手のつのだ☆ひろさんや藤原浩さん、俳優の徳重聡さんなどの他、年男年女のタレントさんや祇園の舞妓さんなど20人ぐらいの方がお見えになっていました。

13時になり、皆さんが姿を見せてくれました。写真の左から徳重さん、つのださん、遼河さん。

子供たちに大人気のハローキティちゃんもいます。近くの多摩市にはサンリオピューロランドがありますのでその関係かどうかよくわかりませんがいつも来てくれているそうです。

そしていよいろ豆まきが始まりました。キティちゃんも一生懸命遠くまで豆をまいてくれました!参拝客も手を振って自分のほうに豆をまいてくれるようにアピールしていました。

豆をまいているみなさんは「福はうち、福はうち」とだけ言って豆をまいていました。「鬼はそと」のほうは言わないようです。

実はこの日は豆まきだけではなく、だるま市も開催されていました。奥にある大日堂に続く参道の両脇には大小のだるまが沢山積まれており、多くの人でにぎわっていました。

奥には大日堂、そして途中には五重塔がそびえ立っております。

高幡不動尊の案内図の写真です。敷地は広く建物も多いのですが、建物以外にも南側に散策路が整備されており、これが四国八十八ヵ所巡りと同じご利益があるとされる「山内八十八ヵ所巡拝」ができるようになっているのです。早ければ小一時間ぐらいで回れるとのことですので運動とご利益を一度にもらってはいかがでしょうか。機会があれば山内八十八ヵ所巡拝をやってみたいと思います。

高幡不動尊金剛寺(東京日野市)へのアクセス

住所:東京都日野市高幡733
URL:高幡不動尊金剛寺(東京日野市)のホームページ

※この記事は2024年2月のものとなります。最新の情報は施設のホームページ等をご確認下さい。