小布施堂本店

小布施堂は全国の百貨店などに出店している栗菓子で有名なお店です。本店は長野県上高井郡小布施町にあり、和菓子のお店や和食レストラン、モンブラン朱雀(すざく)というお菓子の専門店「えんとつ」や少し離れた場所に宿泊施設の「桝一客殿」もあります。今回は本店の和食レストランに行ってきましたのでご紹介致します。

お店の場所

お店の場所はJR長野駅か長野電鉄の小布施駅で下車し、駅前通りをまっすぐ突き当た道を右折して数百m行った場所になります。駅から歩いて10分ほどで着くと思います。車の場合は上信越道の小布施スマートインターから5分、信州中野ICから7分ぐらいとなります。

正面入り口
小布施堂正門

本店のお店は表は年代を感じる平屋建てで、正面と両サイトに入り口があり、入り口には全て3個の栗が描かれた家紋のようなのれんがかかっております。正面入り口のみ家紋の下に「小布施堂」の文字が入っていました。実は本店建物の右隣りには門があり、その門が「小布施堂正門」となっているようです。

レストラン内の左手奥から入口付近を写したもの

正面の入り口を入ると和菓子売り場になっており、いろいろな和菓子がショーケースに入っております。そこから左手奥の方に入ってさらに右に行くと和食レストランがあります。レストランの入口手前にメニューの内容が掲載されたものが置かれており、レストラン内に入ると左右にテーブル席があり、その奥にもお部屋がある構造です。左側の奥に広くテーブルの数も多いようでした。

メニュー

メニューは月によって変わるようで、今回は12月の季節の料理(師走)というのをいただきました。食事内容は1種類なのですが、食事の提供の方法が2つあり、1つはコースで1品ずつ出て来るもの、そしてもう一つが三段重ね料理として基本的に一度に出て来るものとなっており、今回はコースのほうでいただきました。料金は出て来るメニュー内容は一緒なのでどちらも同一料金となっています。

ゆず蒸し
吹雪椀

まずはゆず蒸しが出て来ました。ゆず1個をくりぬいた中には、牡蠣、さわら、きのこ類、たまご、ユリ根などが入っており、ゆずの香りがとてもマッチして美味しくいただきました。次は吹雪椀というもので、雪に見立てた小粒の白いもの(豆腐?と思われる)の中に海老芋と豆が入っており、海老芋がほくほくしていておいしかったです。

自家製巾着餅の炊き合わせ
鯛御飯と野沢菜漬け

そして自家製巾着餅の炊き合わせが出てきました。餅が入った油揚げをかんぴょうで縛ってある巾着餅と、ごぼう、牛肉などが入った炊き合わせとなります。次は鯛御飯です。ほぐした鯛がご飯にまぶしてあってとても上品な味でした。野沢菜漬けは円筒の型に入れたような形で盛り付けられていて楽しさもあり、またご飯の合間に食べるととても鯛飯が引き立つ役目を果たしてくれているようでした。

林檎のカルバドス漬け
上生菓子と奉書栗の試食

料理も終わりに近づき、林檎のカルバドス漬けとなります。カルバドスとはフランスのノルマンディー地方で造られるリンゴを原料とする蒸留酒のことだそうで、それに林檎を漬けたものですから相性が悪いはずはありません。その上に千切りにした林檎、そして上にはマスカルポーネのソースがかかっており、これも大変美味しくいただきました。最後は生菓子とお茶、そして試食として奉書栗(ほうしょぐり)というのをいただいました。この奉書栗は、出てきた時は栗菓子のようなものと思って口に入れると、それはもう「栗」そのものを食べているようなフレッシュで濃厚な味でびっくりしました。料理は待つことなく1品が終わるとタイミングよく次の品を出してきてくれるのでとても気持ちよく食べることが出来ました。

小布施堂本店へのアクセス

住所:長野県上高井郡小布施町808
URL:小布施堂のホームページ

※この記事は2023年12月のものとなります。最新の情報はお店のホームページ等をご確認下さい。